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米中「各300億ドル」関税削減、同額でも効き方が違う理由
「米中が各300億ドルの関税を下げる」と聞くと、大きな貿易融和が始まるように見えます。では、米中株や人民元、海運、輸入品価格はすぐ動くのでしょうか。
ブラジルの燃料対策、給油所の値下げだけを見てはいけない理由
ブラジル政府が燃料価格を抑える対策を広げました。日本からブラジル債券や新興国ファンド、レアル相場を見ていると、「ガソリンとディーゼルが安くなるなら、物価も金利も下がる」と考えたくなります。
カナダ中銀2.25%据え置き、関税で景気が弱るのに利上げ観測が強まった理由
米国の追加関税はカナダの輸出と投資を弱らせます。普通なら、中央銀行は利下げで景気を支えるように見えます。ところがカナダ銀行は2026年9月2日、政策金利を2.25%に据え置きました。市場はむしろ将来の利上げを強く意識しました。
米政府閉鎖回避でも長期金利が下がらなかった理由
米下院は2026年9月1日、2027会計年度の暫定予算を含むH.R.6500の上院修正版を370対48で可決しました。上院は可決済みで、ホワイトハウスも署名を勧告しています。大統領が署名すれば、10月1日の政府閉鎖は回避される公算が大きい…
米国の牛群再建策、牛肉が安くなる前に高くなり得る理由
牛肉価格を下げるには、牛を増やせばよい。話は単純に見えます。ところが米農務省(USDA)が2026年8月31日に発表した「Ranchers First Initiative」は、短期の供給をさらに絞る可能性があります。
韓国が2会合連続利上げ、それでも国債先物が反発した理由
利上げなら債券価格は下がり、通貨は上がる――教科書どおりなら話は簡単です。ところが韓国では、2026年8月27日の利上げ直後に国債先物が売られた後、同日中に上昇へ転じました。
カナダの対抗関税、なぜ「強硬策」でも国債利回りは下がったのか
カナダが米国製品への対抗関税を具体化しました。日本からカナダドル建て資産や北米ファンドを持つ人、北米製の機械や家電、電子部品を仕入れる事業者が知りたいのは、政治的な勝ち負けではありません。「自分の為替、金利、仕入れ価格に、どの順番で効くの…
大型刺激策なのに鉄鉱石は弱い――中国8,000億元の「申請開始」を読む
中国の大型景気策と聞くと、鉄鉱石、鉄鋼、銅、建設機械がすぐ動くように見えます。ところが8月24日、鉄鉱石先物は新たな刺激策のシグナルが出ても1トン710元近辺にとどまりました(Trading Economics、2026年8月24日: h…
米加関税は「8月22日」と「9月8日」で効き方が変わります
米国とカナダの通商交渉が決裂しました。米国が3日だけ延期していたカナダ産品への追加50%関税は、2026年8月22日午前0時1分(米東部時間)に発効しました。カナダは交渉を停止し、「ドル・フォー・ドル」の対抗関税をレイバーデー翌日の火曜日…
アイスランドEU投票、賛成でも「ユーロ」はまだ来ません
欧州の小国で行われる国民投票が、Reutersの翌週の世界市場日程に入りました。アイスランドは2026年8月29日、欧州連合(EU)への加盟交渉を再開するかを国民に問います。
Disney対FCCは「言論問題」だけではない――放送免許がメディア株に効く経路
Disney、ABC、ABC直営8局は2026年8月18日、米連邦通信委員会(FCC)の早期免許更新手続きを止めるよう連邦地裁へ求めました。「言論の自由をめぐる対立」に見えますが、投資家が見るべき問いは別にあります。